持田 拓哉
Takuya Mochida
帯広支店 支店長
Profile
コーンズ・エージーのサービスエンジニアは、 酪農機器の保守や定期メンテナンス、 緊急対応などを担う酪農家のパートナー。
帯広支店の持田拓哉さんは主に搾乳ロボットを担当しています。 当番制で24時間365日トラブル対応にあたるため、 時には夜中に修理に向かう日もありますが、 大変さを上回る仕事の原動力は顧客と一番近いことだと目を細めます。 /2022年取材当時(係長)
家業の酪農は弟が継ぐべき・・・ ならば、 自分は「支える側」に。
今どきのヘアスタイルにキリッとした目鼻立ち。一見すると都会派の持田さんですが、新得町「持田牧場」の長男として生まれました。「小さなころから仕事を手伝わされて育ちました(笑)。それがイヤだった反面、いずれ継ぐのかな…とは思っていたんです。でも両親から『大学にでも行ってみれば』と予想外のすすめがあり札幌の大学に進学しました」
転機は大学時代、母の手術で夏休みに家業を手伝った時。汗を流す心地よさや仕事を365に続けることへの尊敬が湧いた一方、地元で酪農ヘルパーや家業を手伝い活躍する弟を見て決意します。
「僕が戻る場所はすでにないなと(笑)。家業を継ぐのではなく、酪農家を支える側に回ろうと思ったんです」
就活で酪農関連企業に絞るも「ことごとくダメで…」。そんな時、知人の酪農家から「コーンズ・エージーが募集しているぞ」と連絡が入ります。渡りに船と翌日には帯広支店へ話を聞きに行きました。
「で、あれよあれよとその次の日には入職試験。面接後常務(現南部谷社長)から『よし、4月からウチに来てくれ!』と、その場で内定をもらったんです」
プレッシャーが大きい分、 「ありがとう」 の重みも段違い。
現在、コーンズ・エージーの新卒社員には新人研修に加えて、現場に配属された後もOJTや同行といった丁寧な教育が用意されています。 一方、私が入社した時は1カ月ほど本社で研修や搾乳ロボットの講習を受けた後、すぐに帯広支店に配属となって現場に向かいました。
今でこそ、 持田さんは目には見えない配線や通信のトラブル、 凍結による動作作不良といった原因をスピーディに発見できますが、 新人当初は「やらかす」ことも多かったとか。 修理に時間がかかり、 お客様のお叱りを受けたことも一度や二度ではありません。
酪農家の息子とはいえ知識や専門性はゼロに等しいレベルですし、搾乳ロボットの講習を受けてもまだまだ分からないことだらけ。ただ、新人のうちが質問できるチャンスとばかりに上司や先輩に機械のことを聞き、 お客様には酪農のイロハの教えを請いました。
一般的なミルキングパーラー (搾乳施設)には生乳を絞る場が複数台ありますが、搾乳ロボットは一カ所のみ。 牛が好きなタイミングで24時間生乳を絞ることができるメリットは大きい一方、トラブルが発生した場合は搾乳作業を止めることになります。
乳質を高める=酪農家の収入アップのための情報を伝えることも仕事。
現在、持田さんは2026年4月から帯広支店の支店長として活躍中。支店長として活躍する傍らロボットも担当しています。帯広支店の管轄の稼働台数は、社内でも上位だといいます。
最近では、スーパーフレックスタイム制度も導入。月間の総勤務時間を基準に、業務状況に合わせ柔軟にスケジュールを組めるようになりました。
「帯広支店では試験的にシフト制を導入し、週2日の休日を作っています。緊急修理の当番は日中・夜間それぞれ2人体制で、難易度が高い場合は連携して対応します」
かつては少人数で残業が多く、休日も顧客から携帯電話へ直接「SOS」が入ることも頻繁にありました。現在は会社側も改善に動いています。
「時間の使い方に加え、自分の判断を尊重してもらえるのも当社の魅力。僕はお客様や関係機関とのつながりから、牛の飼養に関する有益な情報を得る機会も増えました。現在の酪農情勢(2022年8月時点)では、乳質向上が収入アップのカギ。その手法を伝え、経営に反映してもらうのも自分の仕事です。サービスエンジニアはお客様に最も近い存在だからこそ、できることがまだまだあります」
2026年7月現在は帯広支店の支店長として活躍中。現場を統括しながら自身もロボット担当としてマルチに活躍されています。