募集要項

INTERVIEW

社員紹介

アフターサービスという 選ばれる理由を支え続けて15年。

廣瀬 恭嗣

Takatsugu Hirose

機械フィールドエンジニア 係長

Profile

廣瀬恭嗣さんは入社から15年目の中堅。フィールド機械エンジニアとしてバルククーラー(搾乳した生乳を鮮度を保ちながら一時的に保存するためのタンク)や搾乳パーラー(搾乳施設)の点検・修理に長く携わってきました。15年の歩みの中で大切にしてきたものとは。 /2026年取材当時

牛も電気も、まったくのゼロスタート。

廣瀬さんは札幌市の商業高校、商業系専門学校を経て、コーンズ・エージーに入社しました。当時は折しも世界的な大不況。多くの企業が採用の門戸を狭める中、唯一内定を得られたのが就職の理由だと正直に語ります。
「僕は牛にさわったこともなければ、ブレーカーの仕組みも学んだことのないまったくのゼロスタート。最初の数カ月は、先輩のサポート役として現場に同行する日々です。研修では最新の機械を見せてもらうのですが、現場には古い機械もたくさんあって、すべてが手探りでした」
配属から4〜5カ月が経ったころ、廣瀬さんは自分から上司に「点検を一人でやってみたい」と申し出ました。
「ただ指示を待っているのがイヤで、上司の力に少しでもなりたかったんです」
点検の一人立ちから始まり、お客様先で「ついでにこれも見てくれないか」と頼まれる修理対応を経て、少しずつ守備範囲を広げていきました。廣瀬さんは先輩に教わるだけでなく、ネットや動画の独学も。ガス溶接、アーク溶接、フロンガス取扱、フォークリフトなど、業務に必要な資格も着実に取得しました。

酪農の現場に携わるからこその気配り。

施設チームの仕事は、お客様の経営に直結します。例えば、バルククーラーが冷えなくなった時はまさに時間との勝負。修理が長引くほど、生乳の品質に影響が出てしまうからです。
「修理に2〜3時間かかりそうな時は、お客様から農協さんに連絡してもらうようにしています。集乳のタンクローリーが来る前に、この温度帯でしばらく止まっていた生乳に問題がないか、検査に出してもらうんです」
これほど念入りに気を配らなければならない理由を尋ねると、廣瀬さんの答えには酪農の現場を支える人としての覚悟が滲んでいました。
「タンクローリーは多くの酪農家から生乳を集めて回っています。もし検査せずに集乳され、後で品質に問題が見つかったら、1台分がすべてダメになる可能性があるんです。そうすると、まったく関係ない他のお客様まで巻き込んでしまいかねません。自分の製品で起きた故障から損害を広げないことが、酪農に携わる人間として絶対に気をつけているところです」
修理の腕だけではなく、こうした全体への目配りも、現場で15年積み重ねてきた仕事の作法なのです。

お客様から選んでもらったことに、応える責任。

廣瀬さんが築いてきた大切なものの一つが、お客様との信頼関係です。コーンズ・エージーでは、緊急の修理はまず当番電話で受ける仕組みが整っていますが、廣瀬さんの個人携帯に直接かけてくるケースもゼロではありません。
「お客様としても、いつもの担当者と違う人に説明するのは大変なんですよね。設置されている機械の状況や過去の修理状況を知っている人間にかけたほうが早いこともあります。ありがたいことに、そう思って連絡してくださる方もいらっしゃるんです」
コーンズ・エージーの機械は、他社製品と比べて決して安価ではないといいます。それでも選ばれる理由は何か聞いたところ、廣瀬さんは「アフターサービス」ときっぱり。
「導入後のサポートまで含めて選んでいただいているので、僕らフィールド機械エンジニアにはそれに応える責任があります。だからこそ、お客様から感謝の言葉をいただいた時が、一番うれしい瞬間。それがまた、次の機械を選んでいただくことにもつながっていきますからね」
ゼロスタートから15年。廣瀬さんの眼差しは、コーンズ・エージーと酪農の現場を支える誇りを言葉以上に語っていました。